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タイトル:長いメッセージが届きました。
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投稿日: 2012/10/11
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投稿者:遠山耕二
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東京在住のソプラノさんから、長くて素敵なメッセージが届きました。
心地よい疲れに揺れています。 「棒が振り下ろされた瞬間から、一瞬一瞬を楽しむようにしよう。最後には絶対うまくいく!」そう信じてステージに立ちました。その想像を超えるできだったのではないでしょうか?『グローリアァァァ』の残響。ソプラノ田村さんのホール全体に響き渡る『ア〜〜〜〜メン!』耳に残っています。カーテンコールでホール全体が熱狂していましたよね。ロビーで久しぶりの人たちに会ったらピカピカに輝いた顔ばかりで、興奮が伝わってきました。打ち上げの時、マエストロが、「嬉しくて一気飲みします。」と3杯も飲み干された!さすが表現者。気を揉まれた合唱指導の成瀬先生も福永先生も褒めてくださいました。 今回、マエストロにとって初演の『ミサ・ソレムニス』は冒険だったことでしょう。(偉そうな言い方ですが)合唱団側こそ間違いなく大冒険だったけど、共に信じあい、共にがんばった、という気持ちで満たされています。 思えば、5月の総会の日。数少ない広上先生の練習日に合わせて、ぎこちなくも全体的に歌えるように準備しドキドキしながらお迎えしました。が、意外に練習時間が短かった気がしました。ちょっと拍子抜けしたような記憶があります。 今回、打ち上げから二次会場へ移動するとき、厚かましくもマエストロのタクシーに同乗させていただく、という幸運に恵まれ、話の続きを聞いたところ、「オレは怠け者で臆病で、ナンチャラで。」と。 なかにし礼さんが自分の命を懸けた治療法を他の医者がみんな嫌がるのに、ある医師を信じて治したことと重ねておっしゃってました。私はプロの指揮者の崖っぷちに立たされた時の重責と孤独、そして自分を信じてみる覚悟を想像しました。 「それにしても田村さんはスゴイ人だな。ピアノリハーサルをした時にあれだけのソリストを揃えられるのはすごいと思ったし、ピアニスト(の仲尾さん)も良かった。」と広上先生。 「母からCCDのことを聞いて育ってDMCでもピアニストやソリストで育ててもらったので、いつか御恩返しをしたかった。」という麻子さんの打ち上げでのスピーチのことを言われていたのではないでしょうか? 「ヴァイオリンソロもきれいでしたね〜。」と言ったら、「うん、でも京響はみんなすごいんだよ。みんな良く伸びてきている。」 私は「指導者の熱意に応えたい、と思うものですよね。」と言いました。(合唱指導の先生のことを私は言いたかったんです。) リハーサルの時、「ここは(本番で)一旦座って休憩しましょう。なぜならボクが疲れているから。」と正直に言われました。立ちっぱなしで疲れているのは私たちだけじゃない。指揮者は気力、体力をすべて注入して疲れてないはずはないです。プロだから慣れてると思うのは間違いでした。そんなことをざっくばらんに言ってもらうことで、また『一緒に戦う絆』をもらえました。指揮者ってすごい仕事ですよね。誰にでも務まるものではありません。 「今回はいろんな人のお蔭で素晴らしい演奏会になりました。」と言われました。何度もやっておられる曲とは違われたんですね。だって、本番前日に初めて合唱全体の響きを聴いて合わせていくという綱渡り。いくら経験豊かな方でも、終演後にブラボーと拍手の大きさに手応えを感じられて、やっとホッとされたのではないでしょうか。 レセプションでのスピーチは心に沁みました。「大災害を経験して音楽に何ができるか、と問われるが、絶対に音楽は人の心に必要で元気を与えられると信じている。」それは力強いことばでした。
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タイトル:みなさんからの感想
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投稿日: 2012/10/11
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投稿者:遠山耕二
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今日現在、みなさんから届いた感想です。
ミサ・ソレムニスの怒濤の演奏は見事でした。興奮と歓喜の感動の1時間でした。フォルテッシモ疲れしそうな曲を最後までそうさせなかったのは、さすが指揮者の力量かなと思います。 今回の合唱は日本的な水準であることは明白です。決してリップサービスだけではないと思います。最初に広上さんの指揮を見た(確か第九だった)時より、今回は随分オーソドックスな指揮ぶりでした。 CCD卒男性 30名くらいの方が来てくださったのですが、皆様からお褒めのことばをいただきました。練習不足で、自分ではいろいろ反省もありますが、参加して良かったと思います。前回同様、主人の写真を裏表紙に貼って、二人で参加したつもりです。亡くなって14年半、きっと喜んでいると思います。実行委員の皆様に心を込めて「ありがとう!」を申し上げます。 アルトメンバー 一夜明けて、もうミサソレを歌う事はないんだと思うととても寂しいです。 昨日聴きに来てくれた、同志社こまくさにいた友達は三階の私たちの正面の席で聴いていたのですが、その席まで、まとまった一つの音として、綺麗に響き、さすがCCDは宗教曲にふさわしい音色を持っていると評してくれました。 カソリックの信者である友人は「最後のpacemと言うところで涙が出そうになった、神様からたくさんの恵みを頂けたような気がすると」とメールをくれました。 私はまだまだ、練習していたい気持ちでいっぱいですが。 最後にビールを三杯も一気飲みされた広上先生は大丈夫なんだろうかと少し心配になりましたが、先生のお気持ちの表現の仕方に親近感でいっぱいになれました。 アルトメンバー 内輪では結構不満な所も多々ありましたが、それらを上回る成果が得られた様子に安堵しています。高校時代の友人(合唱経験無シ)も随分インパクトを受けたそうです。 テノールメンバー 昨日の演奏会は本当に最高でした、自分は家庭の事情でステージには立てませんでしたが、残念でした!一緒に歌っていない自分がとても悲しかったですよ。演奏の最後には自然に涙が流れてました。素晴らしい演奏をありがとうございます。次回は事情が許せば是非また一緒に歌いたいものです。 CCD卒男性 今日はおおきに。ソプラノはべっぴんやな。けど声量はもうちょっと欲しいな。 合唱は迫力あったな。ライヴやな。バイオリンソロも抜群やったな。また呼んでや。 観衆男性 大感動の渦でしたね。何人からか感動した、曲全部がまとまっていた、ソリストも皆スゴいなど絶賛の声を頂いてます。2列目に座っていた私の姉は、指揮者のしっしっの声が聞こえたけど、それもふくめてすごくよかったと言ってました。私のところからもしっしっは聞こえたもんね。コンマスが優しそうで品があって素敵だったなんて声もあります。京響のファンが増えそうね。役員さん、ありがとう。CDが待ち遠しいわ。 アルトメンバー ミサソレがはじめてだった友人からの感想ですが、「コーラスは暖かいハーモニーだった」という言葉を貰いました。「やはりスケールの大きな壮大、荘厳なミサ曲にベートーベン節満載でしたね。クレド、蘇ったとたん、パンパカパン、広上先生もぴょんぴょんで楽しかったです。ソロは全体のバランスからもあの方たちでよかったかと・・・ 」 ソプラノメンバー
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タイトル:記念Tシャツで巨匠とツーショットが叶いました
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投稿日: 2012/10/01
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投稿者:塩路良一(しおじい)
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9月29日新島会館では、日本で指揮者5指に入ると言われる巨匠広上淳一先生直々のご指導の下、コンサートへ仕上げの練習に励みました。 その際に配られた記念Tシャツに着替えてくださった先生と、ツーショットが叶いましたので、お目に掛けます。

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タイトル:繁昌亭へごあんない〜
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投稿日: 2012/07/19
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投稿者:酒井(東村) 知子
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ミサソレもいよいよ大詰めとなってまいりました。 ここらで、閑話休題。
さてさて、4年前、大騒ぎをして繁昌亭デビューをいたしましたのに、一向に芽が出ず、下働きかお茶子で終わるかと思われた東村知子。おっとどっこいオリンピックが巡ってきたこの夏に、再びやっと、繁昌亭の舞台で花咲く(?)こととなりました。 今回は、「新撰落語 もぎた亭」の主宰者・露の団四郎師匠が、毎夏行われている「アンデルセン童話落語会」に、アンデルセンの作品を落語に翻案しての登場です。(私メ噺家ではござりませぬ。ネタを書いておりまする)
思えば童話の創作合評会に参加していた時、仲間の紹介で入った新作落語の会。森乃福郎師匠、桂文福師匠、露の団四郎師匠、林家そめすけ師匠らとともに年3回、繁昌亭で落語会を開いております。
今回は、児童文学と落語を行ったり来たりしている私メに天から降ってきたような落語会です。 8月23日(木)6:30〜 繁昌亭にて行われます。どうぞお越しください。(木戸銭 2000円)まずは、ご案内まで〜〜〜
次回21日には、チラシとチケットを持って、まいりまする。 よろしくお願いいたします。
初投稿ながら、厚かましくも宣伝させていただきました。お許しのほどを。
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タイトル:CD聞き比べ
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投稿日: 2012/06/11
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投稿者:嶋 よう子
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こんにちは。初投稿です。 東京のDMCの練習に臨時参加させていただいております。 何かと参加に出遅れており、はずみをつけようと思い切って京都での広上先生の練習に参加。懐かしい仲間の顔を見て一緒に歌い、やっと脳ミソがミサソレに侵されてきました。
東京の練習ではN先生のご指導に学ぶことがたくさんあります。昨日の練習では「心臓に近い音」と表現される、半音をハートがキュンとするような気持ちで丁寧に歌ってほしい、と言われたのが心に残りました。
ところで、 CDは1枚あればいい、と思っていたのですが、2枚目のジンマンのCDというのを取り寄せてみました。安かったので躊躇しませんでした(笑)これは!いいですね。持っていた1枚目のとは全然違う。ミサソレの印象が変わりました。指揮者、演奏者によって違うのは当たり前ということがよくわかりました。広上先生がどのように料理してくださるのか本当に楽しみです。というか、ついていけるようにしなくちゃ。
みなさんはどんな工夫をしておられますか? 出遅れた私はダブルフーガのところを強化せねばと思い、楽譜の何ページかをコピーして持ち歩いたり、テーブルにランチョンマットのように置いて眺めたりしてたら効果ありました。家でCDを大音量でかけている人もいるそうです。それも良さそうですね。 みなさん、よろしくお願いします。 (ちょっと勇気がいるけど投稿エイッ)
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タイトル:ジンマンのCD
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投稿日: 2012/05/28
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投稿者:遠山耕二
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松田君お薦めのCDの内、ジンマンの盤を、ヤフーオークションで手に入れました。 値段はいくらでもいいと、まず470円で入札したら、そのまま落札できました。 同じやり方で、前にショルティの盤を落札(1000円でした)したら、送られて来たのはCDではなく、レコード盤でした。ちょっとショックでしたが、知り合いがCDに焼きなおしてくれて、ちゃんと聴くことができました。 その前にクレンペラー盤とカラヤン(新録音の方)を持っていたので、松田君程ではないにしても、自分なりに聴き比べてみました。 すると、合唱の第一声から、全く印象が違うのです。断然ジンマン盤の合唱がクリアなのです。 耳が肥えていない自分でも分かるほどでした。 ソリストのバランスもよく、確かに「いくらでも聴いていたい」という気になる、CDだと思えました。
もちろん、指揮者の技量だけではなく、マイクの位置とか録音の技術差もあるでしょうが、これだけ声楽部がクリアということは、指揮者がそこを重視していたということだろうと思うのです。 我々コーラスを受け持つ者からすれば、まさに名盤だと思います。
残念ながら松田君イチオシのスースロフ盤は手に入りませんが、私の手持ちではこれがベストです。
ここでマネージャーとしてのイマジネーションがムクムクと湧いてきました。 このCD(またはスースロフ盤)をみんなで聴く機会を作りたいなと思ったのです。 合宿のどこかのタイミングでみんなで聴き合うと、すごく参考になるような気がしています。
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タイトル:荘厳ミサCD おすすめプラスワン
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投稿日: 2012/05/22
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投稿者:松田紳
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合唱パートの練習のために、ということであればおすすめはコレ。
ミヒャエル・ギーエン(2005)ルクセンブルク・フィル&ヨーロッパ合唱アカデミー
過度の演出を控えていて合唱も丁寧に歌っている。その分、内面から沸き起こるような音楽の持つパワーとかは感じられないが、聞いて練習する向きには良いかも。DVD付きで解説が入っている。
レーベルはAPRICCIO(写真のCD 型番 67 171)ミヒャエル・ギーエンのスペルはMichael Gielen ヨーロッパ合唱アカデミーの英名は European Choir Academy

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タイトル:荘厳ミサCD おすすめマイベスト3
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投稿日: 2012/05/22
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投稿者:松田紳
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カラヤン(1966盤)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団・ウィーン楽友協会合唱団 カラヤンはこのほかに1974盤も出ていますが、まるっきり別人のような演奏です。巷のCD評では「1966盤は名盤とされている」がごとき呑気なコメントですが、1966盤が、カラヤンのタクトのもとすべての演奏者に「集中力」を感じるのに対し、1974盤は「気の抜けた」演奏としか言いようがありません。(このほかに1985盤も多く出回っています。)私の持っている1966盤のCDは、昨年、ドイツの輸入盤をアマゾンでたまたま見つけて買った「ドイツグラムフォン2CDシリーズ」でモーツァルトの「戴冠ミサ」とカップリングされたものです。(写真右手前の青いジャケットで型番は”453 016-2”)アマゾンに出ているのは1974盤ばかりなのでネットで買うときは間違えないよう気を付けてください。ソプラノをグンドゥラ・ヤノビッツが歌っているのが1966盤です。
ジンマン(2005)チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団・スイス室内合唱団 このCDはネットですぐ見つかります。たぶん輸入盤しかないと思います。私の持っているのもmade in USA の輸入盤です。ジンマンの写真のついたジャケット(写真右奥の型番ANO 870740)がそれですが、ベートーベンの肖像のジャケットもたくさん出ています。値段も700円ぐらいからあるようです。値段も安いので躊躇せず買っても損はしません。とにかく「荘厳ミサ」のイメージがガラっと変わります。
マルク・スーストロ(2002)ボン・ベートーベン・オーケストラ&ブルノ・チェコ・フルハーモニック合唱団 このCDはごくまれにしか日本のアマゾンでの出品はありません。もし見つけたら、価格が少々高くても買っておかれるほうが賢明です。私の買ったCDも今年の初めにたまたまアマゾンで見つけて、値段は安くはありませんでしたが、在庫1枚限りに惹かれてすぐに買ってしまいました。買ってみるまではどんな演奏かは想像するしかありませんでしたが、これが大正解でした。まさかこんな素晴らしい演奏が聴けるなどとは思いませんでした。CD評にも書きましたが、「ベスト1」です。(写真左の型番MDG 337 1128-2)
以上CD購入をお考えのかたに「マイ・ベスト3」について詳しくご紹介いたしました。面倒でも「堂島ワルツ堂」に相談して買うのが一番良いほうほうかも。

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タイトル:「荘厳ミサ」CD評by紳さん〜その3
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投稿日: 2012/05/21
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投稿者:松田紳
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そして2002年以降のいずれも捨てがたい、というよりお薦めの3点。まずベスト1ならJ)のスーストロ。そしてこんな「荘厳ミサ」もあったのかという嬉しい一枚のK)ジンマン。最後に「合唱の練習の参考」に最適のL)ギーエン。
J)マルク・スーストロ(2002)ボン・ベートーベン・オーケストラ&ブルノ・チェコ・フルハーモニック合唱団 コーラスの美しさは群を抜いて素晴らしく、演奏は感動的の一言に尽きる。演奏は、オケ・コーラスそしてソロに至るまでひとことひとこがときに優しくときに熱心に語りかけてくるよう。この演奏を聴いていると、このままこの音楽が永遠につづいてほしいという衝動を抑えることが出来ないほど、幸せな心地よい世界へ招き入れてくれる。あの壮大なフーガでさえ、風に舞う小鳥のさえずりのように優雅に聴かせてくれる。つづくサンクトゥス〜アニュスデイでも、ここで語りつくせないほど隅々まで音楽を堪能できる豊潤で生き生きとした演奏を聴かせてくれる。ベスト1のCD。唯一の問題はなかなか売られていないことと値段が高いこと。もし手に入れば、それだけの価値はある。マイ・ベスト3に入る一枚の堂々の ★★★★★。
K)ジンマン(2005)チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団・スイス室内合唱団 名演。一押し。CDも安い(アマゾンで5/20現在980円)。一度聞き出したら止まらない。一挙に最後まで聴き込んでしまう演奏。オケ合唱ソロのバランスも(録音の良さもあるが)抜群。音楽には心躍らせるものがあり、ジンマンならではの「ベートーベン好き」にはたまらない演奏。文句なしのマイ・ベスト3のうちの一枚 ★★★★★。
L)ミヒャエル・ギーエン(2005)ルクセンブルク・フィル&ヨーロッパ合唱アカデミー 清々しい好感のもてる演奏だがベートーベンとしてみるといささか物足りなくもあり平板な演奏。この合唱団はドイツのマインツ大学とブレーメン大学の呼びかけによる「国際音楽フォーラム」と連動して運営される合唱団、と紹介されている。各国ですでに活躍している若手(合唱)声楽家や音大生研究生が集まってできた合唱団らしい。プロの合唱団と違いアンサンブルとして非常によく練習したうえでの演奏ということが、聴けばすぐに伝わってくる。音楽的な内容云々は別として、もし「合唱の練習の参考」とするなら、この演奏を薦める。が、評価としては中庸の ★★★☆☆。
以上。 ほんとにすべて私個人の極めて主観からの意見ですので…、お気に障るようなことがあれば平にお許しください。
(CCD74卒松田紳)
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タイトル:「荘厳ミサ」CD評by紳さん〜その2
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投稿日: 2012/05/21
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投稿者:松田紳
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次に1990〜2001年まででの4点。残念ながらこのなかからはお薦めなし。(ノーリントンは未購入ですが、なんとなく推して知るべしということで、ごめんなさい。)
F)ガーディナー(1990)レヴォルショネール・エ・ロマンティーク・オーケストラ なんとも評価し難い演奏というか音楽。可も無し不可も無し。良くも悪くも出来た音楽。全体にソロもオケも合唱も「上手い」ということは認めるが、技巧的な演出過剰な音楽と言ったら言い過ぎか。強いてい言えば器楽的な演奏とするしか言いようのない演奏。強いて買うこともない、というのは個人的好き嫌いからということで ★★★☆☆。
G)アンノンクール(1992)ザルツブルグでのライブ。ヨーロッパ室内管弦楽団 あの有名なシェーンベルク合唱団。合唱はさすが、ソリスト(声楽家)の集団というようなクリアな発音の、ひとことでいえば「綺麗」な演奏。難を言えば「クソ」まじめなアンノンクールの音楽。好き嫌いの分かれるところ。まあ、アンノンクールで期待しただけ損した気分の ★★★☆☆。
H)ヘレヴェッヘ(1995)シャンゼリゼ管弦楽団 退屈な演奏。ヘレヴェッヘ流少人数の合唱団でのモーツァルトやフォーレのレクイエムの卓越した優雅で余裕の演奏からは全く想像つかない、期待外れの演奏。合唱団が「荘厳ミサ」を侮ったか、と思わせるほど「ヘタ」でおよそ音楽とは言い難い。クソCDの ★★☆☆☆。
I)ノーリントン(2001)シュツットガルト放送管弦楽団 推して知るべしの ★★★☆☆。
(CCD74卒松田紳)

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